声明大系7・法華・LP4枚/日蓮宗・法華本門法華宗・法華宗真門流・顕本法華宗の声明を収録している・各宗派の報恩会式を中心に各面を構成

商品説明
声明大系7・法華・LP4枚/日蓮宗・法華本門法華宗・法華宗真門流・顕本法華宗の声明を収録している・各宗派の報恩会式を中心に各面を構成

昭和59年 LP4枚と解説1冊 ゆうメール・レターパック規格外 部数は少なそうです資料用にもいかがでしょうか。

構成のねらい
日蓮を宗祖と仰ぎ法華経(「妙法蓮華経」)を所依の根本経典とする宗派は、その主なものだけでも十一宗派を数え、 複雑な宗脈を形成している(本書二二頁参照)。本巻は、それらの中から、日蓮宗・法華本門法華宗・法華宗 真門流・顕本法華宗の声明を収録している。これらのほかに、法華宗本門流(法儀や声明は本門法華宗と極めて近い)や 本門仏立宗、日蓮宗不受不施派、さらに、在家性の強い教団として日蓮正宗(創価学会)・霊友会、立正佼正会などがある。

これら諸宗派を通じて、おおむね現在は、法儀・声明は簡素化されているが、年間を通じての最大法要として、宗祖 日蓮の忌日法要である「報恩会式(お会式)」が行なわれ、主要な声明曲や法要形式はこの報恩会式で用いられる。従っ て本巻も各宗派の報恩会式を中心に各面を構成し、それぞれの特色と相互の差異がよく聴取できるように意を払った。

また、法華系諸宗においては、当然、法華経読誦(読経)と題目を唱えること(唱題)が各種法要中においては極めて重要な位置を占めるのであるが、限られた各面の収録時間を考え、「読経」は第3面「勤行」に主として代表させ、そ の他の法要においては大幅に省略した。

法華系諸宗派の声明曲 法華系諸宗派の法要で用いられる詞章には、宗祖の遺文をはじめとして和文または読み下し漢文のものが多い。「法則」を構成する詞章の大部分、論義・勧 請・讃嘆・開経偈・敬白文・回向文・法華和讃などは和文である。また、法華経も読み下しされる場合がある。そして、論義の一部や法華和讃を除く大部分は、旋律を伴わずに、いわゆる素読みで読 誦されている。

法要の体裁を整え、その規模を拡大したり種類を増大するなどの必要から、法華系諸宗派は、声明や法要形式を主として天台宗から取り入れたと見てよく、法則や論義などの形式や、伽陀・散華・対揚・三宝礼(三敬礼)などの声明曲に今日もその影響をうかがうことができる。このうち、声明曲の旋律は、大部分は現在の天台声明とかなり異なってはいるが、旋律型名や、塩梅音の存在とその唱え方など、曲の表情に天台系声明の系統であることを示唆しているものが多い。そのような中で、顕本法華宗の声明曲の旋律に、半音(1律)進行が含まれていて、音の動き方や曲の表情に浄土系の「香偈」「三宝礼」などを想い起こさせるものがあるのは注目されるところである。


なおレコードプレーヤーがないため音飛び等の音質チェックは行っておりません。古いものですのでノイズ等はあるものとお考えください。

お好きな方、お探しの方いかがでしょうか。

品ですので傷・黄ばみ・破れ・折れ等経年の汚れはあります。外箱小傷、小汚れ。ご理解の上、ご入札ください。474263