スタントンから１９７４年に発売された、６８１EEEです。
私の記憶では当時の最高機種だったと思いますが、間違っていたらごめんなさい。
MMの特許をシュアーが持っていたため、それに抵触しないようMI型を開発しました。
当時東京の有名オーディオ店で、友人とジャズを聴くカートリッジを試聴した時、これに替えたとたんにドラムがソリッドに素晴らしい切れで、思わず顔を見合わせ互いにニヤリとしました。
友人は迷わず本機を購入しました。
今回もコルトレーンの「至上の愛」を試聴しました。
このレコードは国内盤だと、切れが悪くダルい音がすると思います。
しかし本機はジャズ本来の切れの良いソリッドな音で、ジャズはこうでなければ！と気分が違います。
スタントンの機種は経年のクスミが多く、音も当初の肉付きが痩せていく傾向があると思います。
本機はずっとケースに保存していたためか、比較的クスミは少なく音も購入時の肉付きの良さが、まだ残っている感じです。
私は数個持っていますが、一番程度の良い本機を出品いたします。
専用の高級感のある、木製ケースが付きます。
針カバーもほぼ劣化して折れてしまいますが、まだ折れておりません。
ぜひアメリカの往年の銘機で、ジャズのスピリットを感じてください。