こちらはルネ・ラリックにより1924年にデザインされた硝子鉢 「LYS」です。華漣な百合の4つの花が、器を覆うようにデザインされています。それぞれの花の先端が脚となり、鉢を支える優美な佇まいです。こちらの作品は戦後の復刻はなく、現存するものは当時制作された物のみとなっています。本品はルネ・ラリック作品で特徴的な、美しいブルーオパルセントガラスが用いられており、光を受けると百合の中心に光が集約され、その立体的なレリーフがより浮かび上がる 素晴らしい作品となります。自然をよく観察し、作品に表現したラリックならではの繊細な感性が感じ取れます。当時に制作された作品特有の形態や、オパルセントの色味が大変素晴らしく、現在の作品にはない雰囲気がとても魅力的です。底部には、型押し陽刻でR.LALIQUEのサインが御座います。細部に至るまで精密に作られており、初期のラリック作品ならではの独創性と華やかな雰囲気に溢れた、見る度に心奪われる圧巻の作品です。サイズも24cm超と大きめの鉢ですので、鑑賞用として迫力もあり、とても飾り映え致します。実用としても大変素敵ですし、コレクションに加えて頂いても大変素晴らしい、価値ある作品です。とても古い作品となりますので、鉢の内側に経年による擦れや汚れがやや見受けられます。また、4つの脚の先端が研磨により修復されており、全体の高さが数ミリ程低くなっております。詳しくは画像をご確認頂きますようお願い致します。その他、美観を損ねるような目立つ傷や欠けは無く、年代を考慮しますと、アンティークとして良好なコンディションかと思われます。光の当たる角度によって様々な表情を見せてくれるこの作品は、飾るだけで一気に幻想的な雰囲気を演出してくれます。お探しの方はこの貴重な機会をお見逃し御座いませんよう、是非お手元に置かれてその美しさをご堪能下さい。【詳細情報】サイズ高さ：約12cm幅：約24cm技法プレス成形、オパルセントガラス、フロスト加工年代1924年