貞明皇后御遺品◆覆垂四方釜

商品説明 覆垂四方釜です。

釜の胴の下部が不規則な波形に欠けて垂れた、独自の形状を呈しています。直線と曲線の融合からなる端正な造形と、規則性のない波線の調和が見事に完成しており、存在感のある美しい姿をあらわしております。

鐶付は鬼面、摘は梅を模した瀟洒な意匠を凝らしており、全体のバランスが整えられた印象を受けます。

年月を経てなお優美な佇まいを保つ、品のある逸品です。

箱の貼札には、日本の第123代天皇・大正天皇の皇后である貞明皇后の遺品とあります。


◆貞明皇后(1884－1951)
大正天皇の皇后。九条道孝の4女。皇太子嘉仁親王と結婚、昭和天皇、秩父宮雍仁親王、高松宮宣仁親王、三笠宮崇仁親王を生んだ。大正元年(1912)皇后、昭和元年(1926)皇太后。ハンセン病患者の救済に尽力。東京出身。華族女学校初等中学科修了。名は節子。


・時代箱が付属いたします。
・高さ（蓋込）１７．５ｃｍ、幅（鐶付込）２０．５ｃｍ、奥行１７．５ｃｍ（最大幅。若干の誤差はご了承下さい）
・サビなど経年感があります。
・水漏れはいたしません。